自分のクルマ遍歴にも書きましたが,2010年から13年にわたってプジョー車に乗っていました.
最初の10年は3008,そして続く3年は308,都合28万キロをプジョーとともに過ごしたわけですが,初の輸入車ということで最初は恐る恐る乗っていた感があったものの,しなやかな足回り,官能的なその乗り味の虜になるのに,時間はかかりませんでした.
とご機嫌にフランス車ライフを満喫していたのですが, プジョー車を降りるきっかけはあっけなくやって来たのです.
それは,走行中の308を突然襲った燃料ポンプの停止(= エンジン停止)です.クルマも工業製品なので故障そのものは仕方無いものですし,その前のクルマ3008では幾多のトラブルに遭遇しましたが,末期には「お,今度はこう来たか」とある意味故障を楽しむ余裕さえ生まれて,ラテン車乗りの入り口に到達した感もありました.ところが,この308のトラブルにおいて,やっぱり自分にはラテン車乗りの資格が無いことを痛感したのでした.
何が自分に許せなかったのか?
ひと言でいうと,ハードの不具合ではなく,ソフトに対する不満です.ソフト面の不満といっても多々ありますが,今回はユーザに対するメーカー側の対応が全く納得できない,という点でした.
■ 状況
308でのトラブルとは,走行中にディーゼルエンジンの高圧側燃料ポンプが停止し,そのままエンジンが停止するというものでした.
場所は自動車専用道路の走行車線上で,かろうじて路肩に寄せて停車させたものの,すぐ脇を高速のクルマが走り抜けてゆくというのは,相当スリリングな体験です.さらには車線上の停止ということで,当該区間は通行止めとなり,他の利用者の皆さんに多大なご迷惑をかけてしまったのでした.
■ 輸入元の対応
ラテン車に乗り始めてからリコール情報に今まで以上に目を光らせていたのですが(笑,リコール文面での決まり文句は,「....最悪の場合,エンジンが停止することがあります」.つまり今回のトラブルも,言ってみれば「最悪の事態」なわけです.
こんな「最悪の事態」を招いたのですから,メーカーとしては当然原因を究明し,対策を考えてくれると思ったのですが,これが甘かった!
これに対するメーカー(輸入元)の回答は,「対象部品を新品に交換します」の一言でした.
「は? 故障の原因も調べずに交換対応って,同じ部品と交換して再発しない保証はあるの? 原因は調査しないの?」
「故障が再発しないとは言い切れませんが,今回は部品交換しかできません」
「じゃあ,再発した場合は,部品の保証期限内だったら無償交換での対応ですか?」
「いえ,今回は新車保証期間内の対応だったので無償対応でしたが,これを過ぎると有償修理となります」
この件ではディーラーも間に立って相当頑張ってくれたようですが,「最悪の事態」に遭遇してしまった顧客に対応している(自分が調べた限りでも,同様のトラブルは4件ありました)という姿勢がみじんも感じられなかったため,こんな輸入元とは縁を切ろうと即断したのでした.プジョーはとても良いクルマだったのに....
で,さっそく次の週末からディーラー巡りを始めたのですが,プジョーのみならず,シトロエン,DS,フィアット,アバルト,アルファロメオ,ジープが対象外となったのは,
罪が深いぞ,STELLANTIS!
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初の輸入車,仏車 Peugeot 3008 Premium |
最初の10年は3008,そして続く3年は308,都合28万キロをプジョーとともに過ごしたわけですが,初の輸入車ということで最初は恐る恐る乗っていた感があったものの,しなやかな足回り,官能的なその乗り味の虜になるのに,時間はかかりませんでした.
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二代目Peugeot 308 GT-Line BlueHDi |
とご機嫌にフランス車ライフを満喫していたのですが, プジョー車を降りるきっかけはあっけなくやって来たのです.
それは,走行中の308を突然襲った燃料ポンプの停止(= エンジン停止)です.クルマも工業製品なので故障そのものは仕方無いものですし,その前のクルマ3008では幾多のトラブルに遭遇しましたが,末期には「お,今度はこう来たか」とある意味故障を楽しむ余裕さえ生まれて,ラテン車乗りの入り口に到達した感もありました.ところが,この308のトラブルにおいて,やっぱり自分にはラテン車乗りの資格が無いことを痛感したのでした.
何が自分に許せなかったのか?
ひと言でいうと,ハードの不具合ではなく,ソフトに対する不満です.ソフト面の不満といっても多々ありますが,今回はユーザに対するメーカー側の対応が全く納得できない,という点でした.
■ 状況
308でのトラブルとは,走行中にディーゼルエンジンの高圧側燃料ポンプが停止し,そのままエンジンが停止するというものでした.
場所は自動車専用道路の走行車線上で,かろうじて路肩に寄せて停車させたものの,すぐ脇を高速のクルマが走り抜けてゆくというのは,相当スリリングな体験です.さらには車線上の停止ということで,当該区間は通行止めとなり,他の利用者の皆さんに多大なご迷惑をかけてしまったのでした.
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まさかのエンジン停止! |
■ 輸入元の対応
ラテン車に乗り始めてからリコール情報に今まで以上に目を光らせていたのですが(笑,リコール文面での決まり文句は,「....最悪の場合,エンジンが停止することがあります」.つまり今回のトラブルも,言ってみれば「最悪の事態」なわけです.
こんな「最悪の事態」を招いたのですから,メーカーとしては当然原因を究明し,対策を考えてくれると思ったのですが,これが甘かった!
これに対するメーカー(輸入元)の回答は,「対象部品を新品に交換します」の一言でした.
「は? 故障の原因も調べずに交換対応って,同じ部品と交換して再発しない保証はあるの? 原因は調査しないの?」
「故障が再発しないとは言い切れませんが,今回は部品交換しかできません」
「じゃあ,再発した場合は,部品の保証期限内だったら無償交換での対応ですか?」
「いえ,今回は新車保証期間内の対応だったので無償対応でしたが,これを過ぎると有償修理となります」
この件ではディーラーも間に立って相当頑張ってくれたようですが,「最悪の事態」に遭遇してしまった顧客に対応している(自分が調べた限りでも,同様のトラブルは4件ありました)という姿勢がみじんも感じられなかったため,こんな輸入元とは縁を切ろうと即断したのでした.プジョーはとても良いクルマだったのに....
で,さっそく次の週末からディーラー巡りを始めたのですが,プジョーのみならず,シトロエン,DS,フィアット,アバルト,アルファロメオ,ジープが対象外となったのは,
罪が深いぞ,STELLANTIS!
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