2026-05-17

【アート】The Galaxy Experience

 「今、万感の思いを込めて汽笛がなる。今、万感の思いを込めて汽車が行く。一つの旅は終わり。また、新しい旅立つが始まる。さらばメーテル、さらば銀河鉄道999。さらば少年の日。」
あ,あかん,鳥肌とともに涙腺崩壊....


さあ行くんだ,その顔を上げて
新しい風に 心を洗おう




まだ5月なのに各地で夏日が観測された中,所沢の武蔵野ミュージアムに出かけてきました.
目的は当所で開催中の企画展,"銀河鉄道999 THE GALAXY EXPERIENCE あの旅は、まだ続いている。"

公式サイトによるとこの展示は,「銀河鉄道の乗客となって、鉄郎やメーテルと一緒に宇宙を旅する銀河を体感し物語に没入する、映画を空間に拡張した新しい映像体験」であり,「観客は映像の鑑賞者としてではなく、全員が銀河鉄道の乗客となって宇宙へと旅立ち、物語の中を通り抜ける約30分間の映像を体感」できるそうです.
ですがこの説明だけでは,この企画の魅力をほとんど伝えられていないように思います.


銀河鉄道マニアだけでなく
鉄ヲタも楽しめること,間違いなし





同サイトには展示のイメージ映像も掲載されていますが,自分はこれを見て,プロジェクションマッピングなどの最新技術を駆使した,従来の展示をグレードアップしたもの,と思い込んでしまいました.
で今,それが全くの間違いであったことを思い知ったわけです.


つい,同じポーズ
しちゃいますよね





定刻に展示スペースに足を踏み入れると,そこには物語の出発点であるメガロポリス・ステーションの光景が広がっていますが,超高精細な車両や構造物,行き交う人々や,実際の騒音と紛うばかりの音場に前後左右上下の全方位から包まれ,その瞬間から新しい空間での自身の体験としての物語が始まります.
展示物を外部から眺めているうちに次第にその中へ自我が没入してゆくという感覚は,従来も味わえたものです.しかしこの企画では最初から,そこが展示スペース内部であることを意識させられることなく,自身の体験として物語が展開する,自分が主人公となるわけです.
それを実現するために存在するのが,圧倒的に精細な映像であり,周囲から降り注ぐ光,音響,セリフの奔流.... 従来の展示とは主格と対象が完全に逆転してしまっています.こんな衝撃,この年になってまで味わえるとは思ってもみませんでした.


映像体験と展示物の
バランスも絶妙!





映像作品としては,劇場版の「銀河鉄道999」のストーリィを30分に凝縮したものを体験するわけですが,この種の企画ではオリジナルのエピソードの取捨選択に関して多くの意見が出てくるのは,仕方ないことでしょうね.
個人的に残念だったのは,
■ 凍ったラーメンを見たかった
■ 酒場での「オヤジ,ミルクをくれ」が,聞きたかった

ですが,
「私の船を撃ったのは誰?」には卒倒しそうになりましたし,
終始,池田昌子さんメーテルがすぐ側でささやいてくれるだけで大満足です!


このセリフの前で
立ち止まっている人,多数



そしてエンディングの城達也さんの名ナレーションで,人格崩壊に至るわけです.

銀河鉄道を初めて知ったころにはこんな感覚は持てなかったとも思いますが,人生経験によって捉え方が異なるのは当然であり,それ故,あらゆる世代の方々に体験していただきたい展示だと思いました.
企画名称が"Express"ではなく"Experience"である意味が,観終わって改めて実感できた一日でした.


The Galaxy Express 999
Will take you on a journey
A never ending journey
A journey to the stars




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