こんな素敵な展覧会, 直前まで気づいてませんでした. |
先週末に出かけたのは,角川武蔵野ミュージアムで開催中の「パンダコパンダ展 -ところざわサクラタウンの巻- 」.
パンダコパンダは,今から半世紀以上も昔に公開された中編アニメーションですが,高畑勲,宮崎駿,小田部羊一といったアニメ界のレジェンドたちが中心となって制作した作品で,後の「となりのトトロ」の元になったとも言われています.
いわゆるジブリ関連の作品に関しては,専門ショップがあったり,企画展なども時々開催されていますが,パンダコパンダは珍しい!
酷暑の埼玉ですが,それを押し切っての訪問です.
角川武蔵野ミュージアムは関越道所沢ICから直ぐなのでアクセスしやすく感じますが,神奈川県央からだと地味に面倒.高速道路だけで行こうとすると妙に遠回りさせられるし,途中に下道を挟むと猛暑の中で渋滞にはまるかもしれないし....
悩んだ末に,東名道~環八~関越道というルートを選んだのですが,日曜ということもあり,酷い渋滞にも遭わずに済みました.
(帰りは,所沢入間バイパス~圏央道,空いていれば,こっちのルートが良いかも)
ところざわサクラタウン駐車場 屋外を覚悟していたら, ちょうどの入れ違いで屋内に案内されました! |
何はともあれ,外出先では地元の神様にご挨拶.
同じ敷地内に鎮座する「武蔵野坐令和神社(むさしのにます うるわしきやまとの みやしろ)」.
デザイン監修は隈研吾さん この千木に違和感を覚えたあなた, 立派な神社オタク認定! |
祭神はアマテラス,スサノオの姉弟二柱 Kadokawa資本なので,このお姿で示現? |
事前のルーチンをこなし,いざ参る!
この巨大な建造物, ファインダーに収めるのも一苦労 |
この雰囲気だけで ワクワクが止まりません! |
館内に入場してまず驚いたのは,お客さんの年齢層.半世紀前の作品なので自分たちと同年代の方が懐かしさを感じながら静々と,と想像していたら完璧に外されました.若いお嬢さん方や小さいお子さん連れのヤングママなどが大勢いらっしゃていてオジサンはパワーに圧倒されたのでした.
最近,懐古ブームでも起こったのでしょうか?!
所沢が舞台って知らなかったのは ナイショだ! |
展示内容は,公開当時の設定資料やイメージボードの展示に加え,作品の舞台を実物大で再現して作品に入り込めるコーナーも多く準備されていて,「なるほど,中高年はもとより,若い方向けの展示なんだ」と納得しました.何が素晴らしいって,通常の展示会では原則「撮影禁止」だと思うのですが,こちらの展示会では「撮影許可」が原則.撮影が制限されている展示物でも,「単体のクローズアップはNG,全体像してはOK」となっているものがほとんどで,本当に大人の事情がある展示物のみ,撮影禁止となっていました.
アップはNGでも, これならOK! |
作品に入り込んで記念撮影できたり,ビデオ放映があったり,参加型ワークショップがあったりと,列がなかなか進まないのも納得です.
幸いなことに,自分たちが見たかった展示が混雑しているコーナーとは重なっていなかったので,人が多い割にはストレスなく見学できました.
これはデカい! 「あなた,トトロっていうのね?」(違 |
元ヤングもつい(笑 |
若き巨匠たちが,自分たちがやりたいことをひたすら追い求めた気迫が感じられました.
ジブリ作品の源流に触れたい方必見の展覧会ではないでしょうか.
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