2025-08-30

【美味探訪】檜原村で暑気払い

アップルミントと夏みかんのサイダー
米粉のシフォンケーキ


相変わらず日本中が酷暑にまみれているわけですが,暑さでダメージを受けた身体は労わってやる必要がありますよね.

そのためには少しでも涼しいところでの養分補給に限ります.山の中なら少しはましかと,檜原村まで出かけてきました.

人口2,000人弱
東京都唯一の,本州内の村


さすがは標高500メートルの山村,涼しい風が吹き抜けて.... とはゆきませんでしたが,日陰に入れば街中とは違った爽やかさでした.

目的地は人里(へんぼり)地区の,登録有形文化財「旧高橋家住宅」.

これぞ古民家の原風景

家主の高橋さん,江戸中期からこの地にいらした方ですが,昭和初期までは漢方医を営んでいて羽振りも良かった様子で,武将の兜を連想させる二重兜造りの屋根や,駕籠から直接屋内に入るための式台玄関など,堂々たる佇まいです.

一般のお客さんはこちらの玄関から
駕籠のお客さんは,奥の式台からどうぞ(?

式台玄関の軒には往診に使われた駕籠が吊るされていたり,屋内には薬草関連の資料類が展示されていたりして,往時を偲ぶことができます.

この駕籠で,山越の往診も

こんな山中に,漢方の奥義が?!

おっと,歴史のお勉強だけじゃ,暑気払いにはなりません.この古民家を巧みにカフェに改装した「古民家カフェ晴ノ舎(はれのや)」さん,こちらが主目的でした.
「雨の日でも晴れの日でも、晴ノ舎を訪れた人がハレやかな気持ちになるように」がお店のコンセプト.都会の喧騒とは無縁の,独特のゆったりした時間が流れる空間です.

囲炉裏周りの食事会も魅力的♪

このお店のランチメニューは,月替わり季節のランチセット一種類しか無いのですが,過去と同じメニューは提供しないという店主のこだわり.しかもどのメニューにも文句なしに感心させられてしまうのですから,ほぼ毎月通い詰めることになるわけです.

今月のランチセットはこちら.

いただきまーす!

暑い時にこそ身体の内側から汗をかこう,が自分の信条でもあるので,この内容は最適.夏ミョウガ入りの薬味が効いた野菜の生姜スープ.お代わりできるなら,何杯でも飲み干したい!
これを最初にいただくと,
食欲増進!


夏野菜のラタトゥイユからはルバーブとオレガノが,
地元野菜の,力強い素材の味

新じゃがとトウモロコシ,ベーコンのキッシュからは,ローズマリーが
絶妙の塩味が,良い塩梅

ほんのり香って,暑い中でも食欲がいっそう増します.
古代米入りのごはんには,キュウリの辛子漬けとシソ味噌の組み合わせが絶妙.
ごはんは,お代わりOK!

夏バテなどどこ吹く風,しっかりと暑気払いできたのでした.
さて,来月のランチセットは何かな??

藤野から甲武トンネルを越えて檜原に至る道も,
暑気払いには最高のツーリングルート



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