| 小川町の,新たなランドマーク? |
先週末は,久しぶりに埼玉県小川町にお邪魔してきました.
お目当ては先ごろリニューアルしたお店でのランチだったのですが,お店に到着したのが開店直後ですでに待ちのお客さんがいらしてちょっと時間がかかりそうだったので,これ幸いと付近を散策することにしました.
■ 仙覚律師遺跡
| 国道からちょっと歩けば, もう長閑な雰囲気 |
仙覚は鎌倉時代の僧ですが,北条氏によって滅ぼされた(地元の観光協会のウエブサイトには,「北条氏の陰謀」と記載されているのが面白いですね)比企一族とかかわりがあったため,このあたり(比企郡)は所縁の地となるのでしょう.
で彼が何をしたかというと,本業の天台密教僧としての研鑽に加え,万葉集の研究なんだそうです.万葉集に収められているすべての歌を読み解いた末に,ここ小川町で解説書「万葉集註釈」を著しました.
| 綺麗に手入れされていて, 季節ごとに楽しめそう |
現代では春といえば桜が定番ですが,万葉集では,桜を詠み込んだ歌が四十首程度であるのに対し,梅を詠んだ歌は百首以上だとか.桜が春の花として定着したのは,古今集以降だそうです.
今の世で,桜より梅を好まれる方には,飛鳥時代のDNAが受け継がれているのかもしれませんね.
閑話休題
この業績を称える仙覚律師顕彰碑が,中世の城跡「中城」に建立されていますが,周囲には万葉集の代表的な歌,個性的な歌を紹介するプレートが設置されています.
これらのプレートを眺めながら散策すると,心身ともに程よい刺激になりました.
うーん,プレートがもう少し綺麗だったら.... |
石走る垂水の上のさわらびの 萌え出づる春になりにけるかも
今の季節にぴったりの歌ですが,蕨に事寄せてさりげなく地元のお店をPRするしたたかさ.
| 昔は月草(露草)で染色してたのですね |
月草に 衣は摺らむ朝露に濡れての後は うつろひぬとも
求婚に思わせぶりな女性もいれば,
| このざっくりした解説!(笑 |
道の辺の 草深百合の花笑みに 笑まひしからに妻と言ふべしや
ちょっと良い顔したからって,厚かましいわね,お生憎さま.
この時代の女性,意外と強かったようです.
| いつの世でも,強い存在 |
ということで,そろそろ良い時間に....
■ CURRY&NOBLE 強い女
こちらが本日の主目的地です.
| リニューアル前は,無水チキンカレーが絶品でした. |
以前は「カレーは肉料理」を標榜されるカレー屋さんでしたが,今年になってビリヤニの専門店にリニューアルされました.
ビリヤニとはイスラムの国々を起源に持つ,チキンやマトンを主食材とした炊き込みご飯で,一説によると「松茸ご飯」,「パエリア」と合わせて世界三大炊き込みご飯に数えられているとか,いないとか(笑
いずれにせよこちらのお店,一度味わってみる価値があることは確かです.
マトンにする? それともチキン?
迷ったときは迷わず(?)贅沢盛り!
マトンとチキンの2種類のビリヤニに,4種類の副菜類も全部乗せ!
| 松茸ご飯に匹敵?! |
炊き込む際に具材を混ぜ合わせることはせず,あえて味に偏りを持たせているので,普通に食べているだけでも味が微妙に異なります.長粒米の一種であるバスマティが良い感じにパラついていて,この味を引き立てるのに一役買っているのは間違いいありません.
さらにそこにライタと呼ぶヨーグルトに似た発酵系の調味料を加えることで,同じ味は二度と現れない無限に織りなす味変を体感できます.
マトンといえばちょっと癖のある風味に好き嫌いが分かれそうですが,余分な脂分はしっかり抜けて臭みは無く,それでいてパサつき感はまったく無いのですから,まさにプロのお手並み,これが「強い女」の本性でしょうか.個人的にはマトンとライタの組み合わせが超絶お気に入りです.
副菜類も,蕪のクミングリル,青菜マスタードオイル,リンゴのアチャール(インド風漬物),味卵と変化に富んでいて,辛いもの,酸っぱいものが苦手な方でも十分に楽しめるスパイシーな献立だと思います.
二種盛り,食が細くなりつつある中高年には無謀かな,と一瞬思いましたが,これこそ杞憂,ごちそうさまでした.
| 瓶コーラも新鮮 |
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