2025-09-28

【カメラ】お目出度いヒガンバナ

 
PENTAX K-1 MarkII , FA50mm/f1.4
1/400sec , f5.6

少し前までは白いヒガンバナは珍しいと思っていたのですが,気がつけば結構見かけるようになりました.近所の道端にも白いヒガンバナが見られる場所があるのですが,年々,その数が増えています.

PENTAX K-1 MarkII , FA50mm/f1.4
1/1,600sec , f3.2

今年もその名のとおりお彼岸の日に合わせるかのように咲き誇っていますが,今や紅白がほぼ互角の情勢,お目出度い風景を,カメラを持って楽しんできました.

今回撮影に持ち出したレンズは,PENTAXのFA50mm/f1.4.

PENTAX K-1 MarkII , FA50mm/f1.4
1/400sec , f4.0


このレンズ,発売から30年以上が経っても基本設計は変わらず売り続けられているのですから,まさに生けるシーラカンス,PENTAXの謹厳実直を絵に描いたようなレンズです.最近の高性能レンズの超精細な描写に比べたらゆるくて甘ーい描写(最近の高性能レンズの,コントラストくっきり,解像度抜群といった性能とは正反対)ですが,撮影状況によってその表現は目まぐるしく変化し,数値では表現できないいわゆる「レンズの味」満載です.ただその味をコントロールしきれないのが,辛いところです.

PENTAX K-1 MarkII
FA50mm F1.4


このレンズに合わせるボディは,PENTAX K-1一択.新しいものを使いこなせない頑固ジジイ,電子ビューファインダに慣れてきたとは言っても,光学式ファインダを覗くと写欲も増します.ファインダ上でジワっとピントが合掌する瞬間,最高です.

PENTAX K-1 MarkII , FA50mm/f1.4
1/125sec , f5.6

ふつう,一眼レフボディはレンズを交換してナンボと言われますが,ここはあえて50mm一本勝負ってところが漢の潔さってもんです.... いや,重さがきつくなったというのが最大の理由ですが(苦笑

PENTAX K-1 MarkII , FA50mm/f1.4
1/500sec , f3.2

機材の性能を全く引き出せていないのは重々承知ですが,逆にそれを楽しんでゆけるところがアマチュアの特権.ファインダを覗きながらあれこれ構図や設定を変えてみる,スマホでは体験できない楽しみ方を,これからも堪能するぞ!

PENTAX K-1 MarkII , FA50mm/f1.4
1/250sec , f1.4

ちなみに,偏屈オヤジのウンチクをひと言.
ヒガンバナは「曼珠沙華」とも呼びますが,これはサンスクリット語で「赤い花」を表しているのだとか.なので白いヒガンバナは「白い曼珠沙華」とは呼ばない方が理屈に合ってそうです.

PENTAX K-1 MarkII , FA50mm/f1.4
1/2,000sec , f1.8

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