2026-10-07

【アート】彌生が笑う

今年の8月,前衛芸術家の草間彌生さんが亡くなられました.
あまりにも個性的な作品群で,一目で草間さんの作品だと分かるのは,それだけで偉大な存在といえるかもしれません.

画像出典:草間彌生美術館

「前衛芸術は,何を表現しているのかさっぱり分からん」
という意見をよく聞きますが,同じくよく言われるように,
「分かる/分からない」ではなく,「どう感じたか」
でしょうね.
なので,「分からない」と感じたのであれば,それで十分なのではないでしょうか.

芸術家の表現を理解しようとするのは,テレビ/ラジオのチャンネルを合わせる行為に似ているのかもしれません.
送信側の周波数に合わせることができなければ,単なるノイズでしかありません.
積極的に周波数を合わせようとするか,たまたま周波数が合うのか,そんな偶然性も芸術が面白い要因なのかもしれませんね.

草間さんご自身も幼いころから幻覚や幻聴を感じていらしたそうですが,これも偶然周波数が合致した結果だとしたら,神の存在を信じたくなるのもうなずけるところです.

そんな草間さんの追悼番組が,先日NHK Eテレで放送されました.
日曜美術館 特別アンコール「草間彌生 ~無限の網 永遠の水玉~」(2002年制作)

画像出典:NHK

番組内では,ご自身の芸術観を語っていらっしゃいましたが,終始,あの独特な表情を崩すことはありませんでした.
しかし,ニューヨークでの回顧展の模様を収めたVTR中に,思いもよらぬ素敵な一瞬が捉えられていたのです.

画像出典:NHK

草間さんの笑顔,もう二度と拝むことのできない,貴重な映像を拝見できたのも,ある意味,周波数が合致した結果ですね(笑

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