最初に断っておきますが,箱根駅伝に出場される選手の皆さん,および運営にかかわる皆さんに不満があるわけではありません.
それどころか,お正月早々感じられる並々ならぬ情熱に対し,畏敬の念を禁じえません.
じゃあ何が気になるかというと,報道などの合間に感じられる「大人の事情」ってやつです.
■交通大動脈の規制
年末年始といえば,帰省などで移動する方が多くいらっしゃいます.
そんな中,移動のための大動脈ともいえる国道を一時的とはいえ規制してまで実施する理由が見当たりません.
しかもこの駅伝は,関東の大学限定の地方大会.関東以外の方もコースとなる道路を多く利用するであろう時期に,この大会を実施しなければならない理由ってあるのでしょうか?!
事実,公道の交通規制に関連して,警察から大会の中止要請があったとも聞きます.
やはり,この行事をお正月の風物詩として定着させたい主催者のゴリ....(以下自粛
■感動の押し売り
駅伝といえば襷(たすき)リレーが代名詞ともなっていますが,これに関して最も嫌悪感を感じるのが「無念の繰り上げ」,もしくはそれに類する表現です.
チーム全員で一つの襷をつないでゴールする,この行為自体には文句はありませんが,繰り上げスタートに対して,実況などで必要以上に残念感を抱かせようとしているとしか思えません.
そもそもなぜ,途中棄権でもないのに襷がつなげられないのか.
上にあげた,交通規制のためです.
「すべてのチームのたすきリレーを待っていては、なかなか交通規制を解除できません。このため、決められた時間を過ぎてもたすきを渡せなかったチームを、繰り上げスタートさせているのです。」(出典:讀賣新聞オンライン)
だったら,こんなに交通量が多いことが予測できる時期,ルートを選ばなければ済む話ですよね.
主催者側の都合で残念感を醸し出し,同情を煽る,なんだかなあ.
さらには往路,復路ともに最終区間(5区,10区)では,各校の襷が使用されるのだとか.
襷,しっかりつながってるやん!
無念の途中棄権とか,その時点で競技中止とかいうのであればいざ知らず,公道使用上の制約から時間内に襷を次走者に渡せなかったことで,レポータがあそこまで絶叫するほどのものではないと思うのですけどねえ.
もし時間内のリレーが重要なのであれば,復路の一斉スタート校が自校の襷を使っていることこそおかしいと思うのは,偏屈が過ぎますね.
そういえば主催側のテレビ局が夏の風物詩として毎年放送している番組でも,「感動の押し売り」なんて批判が聞こえてきます.
素材は素晴らしいだけに,もう少し客観的に報道してもいいのではないでしょうか.

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